カラー(カクテル)ドレスのクリーニング

付属品、飾りも多いカラードレス。カラー(カクテル)ドレスは、ウェディングドレスとは違って優雅でカラフルなだけに、付属品、飾りも多く、クリーニングにはとても気を使います。

例:スカート中央に大胆なバラをあしらったカラードレスは、形を壊さないように、また仕上げで形を整形します。

例:ドレスと同じ生地で作られたコサージュは、着用時に形が崩れていることがあるので、良い形に成形します。サテン、シフォン、タフタ、オーガンジーなどの生地に縫い付けら れていますので、その繊維を養生しながら、適切なクリーニング処理をいたします。

例:網目模様のチュール生地の上に刺繍の花やコサージュ をあしらったドレス。中には染色の弱い糸で作られているものもあり、洗う前に染色堅牢度を調べて、色止め作業をしてから洗うこともあります。

主な品目プロのカラードレスクリーニング

ドレスの汚れは表地よりも裏地に多くあります。地面を引きずるトレーン(引きすそ)があるからです。その部分を見つけ、徹底的にキレイにします。
柔らかいブラシでブラッシング。使う洗剤は天然せっけんと油性用のシミ抜き剤、酵素剤など、汚れ、シミの内容によって使い分けします。それでも取れない酸化してしまっているシミはしみ抜き専門に回されます。

検品

汚れ、シミは残っていないか、ほつれ、破れはないか また飾り、付属品の異常はないかなど、細かくチェックされます。

しみ抜き

トレーン(引きすそ)部分のひどい汚れ、すそを引きずるので 床のワックスなどの油混じりの汚れなど洗いの現場で取れなかったシミ、汚れはしみ抜き工程で処理。口紅、ファンデーション、飲み物の食べ汚などは漂白作業。赤ワインのシミは、特殊なブラシで、下のタオルに叩き出し残った色は漂白。

仕上げ

アイロン仕上げはすべて手仕上げで、業務用のアイロンで蒸気の出具合いをレバーで微妙に調節しながら、全身を仕上げていきます。