ムートン衣類クリーニング
ムートンコートを持っている人が悩みがちなのが、クリーニングはどうすればいいのかという点です。結論から言えば、ムー トンのクリーニングはプロに任せるべきで、最低でも2~3年に1度はクリーニング店に依頼するべきです。
衣類に使われているムートンは「天然羊毛」と「人工毛」「フェイクムートン)に分類されます。配回数や枚数、条件などご相談ください。
天然羊毛
ムートンはそもそも羊の毛皮のことです。なめし加工や染色アイロンがけ、色合わせ、カッティングなどを経て、原材料としてのムートンが完成し、衣類やブーツなどさまざまな用途で使われます。羊の毛皮を使ったものが正真正銘の本物のムートンです。
人工毛(フェイクムートン)
一方、ムートンの素材の特徴や見た目を人工的につくりだしたのが「人工毛」(フェイクムートン)です。フェイクムートンに使われる素材は さまざまですが、化学繊維のケースが多くなっています。ちなみに、 フェイクムートンに対して天然羊毛を「リアルムートン」と呼びます。
天然のムートンのクリーニングはプロに任せた方が良い理由
ムートンには天然毛と人工毛があることを説明しましたが、特に天然のムートンのクリーニングはプロに任せるのが無難です。
その理由はいくつかあります。例えば衣類で使われているリアルムートンは天然素材であるゆえ、それぞれ状態が異なり、毛の長さや密度も違います。ムートンのクリーニングではこうしたことを考慮しなければ、失敗のリスクが高まります。
また天然のムートンは水や湿度、熱などに弱く、変色や退色も起きやすいデリケートな素材です。クリーニングの方法によってはムートンの柔らかさが損なわれてしまうこともあります。ちなみに、フェイクムートンであってもクリーニング店に出すに越したことはありません。家庭洗濯が可能なフェイクムートンもありますが、乾燥などに失敗すると毛並みの乱れなどの原因となります。
ムートンのクリーニング方法はカシミアやミングと同じムートンをクリーニングに依頼した場合、カシミアやミンクなどと同じような方法でクリーニングいたします。カシミアはヤギの毛皮、ミンクはミンクの毛皮であり、ムートンも同じ動物の毛皮だからです。