留袖クリーニング
親や親族として着用される留袖には黒留袖・色留袖があります。式典から披露宴で着用する留袖は知らないうちに汚れている場合が多いのです。特に披露宴での食事には注意が必要で自分は汚した記憶がなくても、水・お酒・食事などで汚れてしまう事があるのですが、帰宅するまでには水性の汚れは乾いてしまうので躍起なのです。次回、着る時に困らないようにしっかりとしたお手入れは必要になります。

丸洗いクリーニングについて
留袖には金箔・刺繍・螺鈿・友禅など様々な施しがしてありますが、当店ではすべての施しを検査致します。長年の劣化で箔や螺鈿が剥がれたり刺繍の擦り切れなどトラブルがないように注意が必要なのです。すべての施 しと生地の痛みがないように安心してクリーニングする事ができるのです。
ファンデーション汚れや食べこぼしのシミについて
良くお預かりするのがファンデーション汚れの変色です。汚れていないと思い着用後そのまま保管される方が多いです。ファンデーション汚れは放置の方が多いようで す。ファンデーションで汚れていたら必ず染み抜きをしておいた方がいいでしょう。
保管中に発見した古いシミについて
黒留袖は地色が茶色くなったり柄に古いシミができることがあります。すべて湿気が原因です。
白い家紋に染みがある場合は紋洗い
留袖の変色を見つけやすいのが白い家紋です。家紋の一部が湿気で茶色く変色してしまう事も多く胸に付いている家紋は良く目立つ部分なので綺麗に洗った方が着姿も綺麗になるでしょう。
重ね着しているように見せかけた比翼地の染みについて
上前、裾、袖口、衿、脇に白い比翼地が付いていますが知らないうちに茶色く変色している事があります。武運的に取り替えるか変色直しで綺麗に戻す事もできるのです。